2012年3月6日

本に出てくる食べ物


昔から本に出てくる食べ物というものはやたらと食べてみたくなるもので


最近は向田邦子ちゃん(もう好き過ぎてちゃんづけ)の眠る盃という本に出てくる「唐衣」という和菓子がどうしても食べたい
早起きして南青山まで買いに行った


透き通ったきれいな五色
ロックアイスみたいな不ぞろいな形

がケースに詰まっている様はまさに宝石箱
こんなに気分を上げてくれる和菓子は久しぶり
紫は葡萄酒
黄色は柚子
ピンクは梅
白は薄荷
緑は梅酒
5種類の風味はわかるかわからないかくらい儚い

しかし最大の魅力は食感です
氷砂糖のような硬さをイメージしていたら、薄い砂糖の氷に包まれた繊細な寒天のような食感
冬 、登校するときに水溜りにできた氷を朝踏んで割るあの感じです
口の中でカシャカシャと脆く壊れます(これが楽しい)
上品で気持ちの良いサラリとした甘さ


この商品は季節ごとに名前がかわるそうです
今回は「春の道」
「唐衣」の時もあれば「花氷」の時もあるみたい
夏に「花氷」なんて言われたらなんとも涼しそう、冷やしても美味しそう~、なんて買ってしまうではないか!
活字に誘われてまんまと買いに来てしまった私みたいな人にはとても効果的

支店もなくネットの販売もない
だけどそこに足を運んで買うという事が私は好き
支店がないのもつつましくすら思ってしまう
老舗なのに気取った所のないお店の方の接客も気持ちが良かった

そういうお店はたくさんはないんだな

和菓子処 菊家和菓子 / 表参道駅

2 件のコメント:

  1. この間、向田邦子特集の番組で、青山あたりの和菓子屋が紹介されて
    いましたが、あの店でしょうか?(と聞いても分からないですよね)
    そのときは、水羊羹が紹介されていました。
    唐衣にしても花氷にしても、ネーミングのセンスの良さに脱帽します。
    テーブルの上に飾っておきたいほど、アーティスティックな和菓子ですね。

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    1. わぁ~その番組、見たかったなぁ~・・・
      そうですよ~!そのお店です。
      ここの水羊羹のが好きだったみたいです。
      季語なんでしょうね、日本のきれいな文化ですよね。
      今もピンク色を食べながら書いています。
      幸せ
      水羊羹の季節にはぜひ買いに行ってみたいと思います。
      桜の青葉が採れる時期にしか作らないという自然に沿ったお菓子作りが素敵です。

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